プロフィール
This page is written in my native language, Japanese, and should contain the same information as in the other sections of this website.
はじめまして、マサチューセッツ工科大学 (MIT) コンピュータ科学・人工知能研究所 (CSAIL) にてリサーチ・サイエンティストをしている谷川洋介と申します。現在、Dr. Manolis Kellis 先生の主宰する Computational Biology Lab に所属しています。
私の主な研究分野は、遺伝統計学と計算生物学です。とくに、疾患の多様性を解明するための、計算的・統計的な手法の開発、および、その大規模なゲノム・エピゲノムデータセットへの適用による医学・生物学的な研究に興味を持っています。
履歴書はCV (日本語)に、研究成果の一覧はPublicationsに掲載されています。また、データセット、ソフトウェアなどをResourcesにて公開しています。可能な限り、最新の情報をウェブサイトに掲載するようにつとめていますが、万一更新が滞ってしまっている場合は、Google Scholar profileの論文のリストもあわせてご参照いただければ幸いです。
略歴
- 2012年4月 東京大学 教養学部 理科二類 入学
- 2014年4月-2016年3月 東京大学 理学部 生物情報科学科 卒業
- 卒業研究では、森下真一先生にご指導いただきました
- 2016年9月-2021年6月 スタンフォード大学 Biomedical Informatics 博士課程 修了 (Ph.D.)
- 博士論文: “Large-scale genomic inference of multiple phenotypes”, 博士論文公聴会
- 指導教員: Dr. Manuel Rivas 先生, Dr. Gill Bejerano 先生
- 2021年7月- マサチューセッツ工科大学 (MIT) ポスドク研究員
- 指導教官: Dr. Manolis Kellis 先生
主な研究内容
私は、ゲノム情報の多様性が疾患リスクに与える影響を、新しいデータ解析技術の開発と、実社会データへの応用の両方の視点から研究しています。
下記が、これまでの主要な研究成果です。
- 統計遺伝学 の手法を用いた、ヒトゲノムの研究(とくに、バイオバンクを用いた、解析手法の開発と応用に興味を持っています)
- ヒトゲノム研究への応用を見据えた、大規模データのための統計解析手法の開発
- ヒトゲノムに含まれる、非コード領域の機能の解析(とくに、転写因子のはたらきに興味を持っています)
2022年には、ポリジェニック・スコアや創薬目標の発見など、私たちの研究の簡潔な紹介が、Innovators Under 35 Japan 受賞者紹介 の一環としてMIT テクノロジーレビュー誌に掲載され、3分間のプレゼンテーションを行いました。
人類遺伝統計学や、その応用に関わる統計解析手法については、2021年に和文総説「複数の表現型を用いた人類遺伝統計学の大規模情報解析」においても取り上げました。よろしければ、ご参照ください。
主な受賞歴等
- 2024年 UJA 論文賞 2024 Disruptive Innovation Award 部門 特別賞
- 昨年出版された “Power of inclusion: Enhancing polygenic prediction with admixed individuals” 論文を選出していただきました。ありがとうございます。研究者を目指したきっかけや、現在の専門分野に進んだ理由など、各種エピソードについても掲載していただいています。
- 2022年 Innovators Under 35 Japan, MIT テクノロジーレビュー
- 受賞内容に関する3分間のプレゼンテーションビデオもよろしければご覧ください。
- 2022年 Winner (postdoctoral), Charles J. Epstein Trainee Awards for Excellence in Human Genetics Research, the American Society of Human Genetics
- 2018, 2021年 Reviewers’ Choice Abstract Award, the American Society of Human Genetics Annual Meeting
- 2020年9月 最優秀口頭発表賞 日本バイオインフォマティクス学会年会・第9回生命医薬情報学連合学会 (発表資料)
- 2017, 2018, 2019年 Stanford University. Biosciences office of the graduate education travel grant 採択
- 2016年7月 The Helmsley Charitable Trust, Helmsley Interdisciplinary Fellowship 採択
- Cold Spring Harbor Laboratory でのサマースクール “Chromatin, Epigenetics, and Gene Expression” の参加の一部を補助していただきました
- サマースクール参加の様子は、第1回の留学レポートに報告させていだています(pdf 2ページめ)。
- 2016年5月 公益財団法人 船井情報科学振興財団 2016年度 Funai Overseas Scholarship 採択
- 2016年3月 東京大学 理学部 平成27年度 理学部学修奨励賞
- 2014年6月 東大友の会 Global Leadership Award
- UC Berkeley でのサマースクールへの参加費用の一部を補助していただきました。財団のホームページにレポートが掲載されています。
学修・研究活動への様々なご支援に、深く感謝します。ありがとうございます。
このウェブサイトにある日本語のコンテンツ
- Stanford での大学院生活・大学院出願準備に関するリソース
- 船井情報科学振興財団による Funai Overseas Scholarship
- 生物情報科学科での学部教育
- COVID-19 host genetics に関する研究 (2020年4月時点での情報です)
- 高校生への科学アウトリーチ活動
- 発表資料 - 2020年日本バイオインフォマティクス学会年会・第9回生命医薬情報学連合学会
- (和文総説)複数の表現型を用いた人類遺伝統計学の大規模情報解析 (Large-scale human genetic statistical inference with multiple phenotypes), JSBi bioinformatics review, 1(2), 47-59 (2021)。GWAS、polygenic risk score、高次元データセットでの penalized regression (Lasso など) に関する人類統計遺伝学の解析手法について執筆しました。
- その他の日本語ページの一覧
連絡先
私の活動内容に興味を持っていただき、ありがとうございます。 下記の電子メールアドレスに、所属とお名前を明らかにして、ご連絡ください。 2日間以内に返信がない場合は、お手数ですが、再度連絡をいただければ幸いです。
- Email:
yosuke <dot> tanigawa [at] alumni <dot> stanford <dot> edu
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